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2006年06月03日

DR喜多の「医療改革」に思う”2002”

この医療改革に思うは、
DR喜多が”2002年”に発表したもので、
現在の医療制度と重ね合わせると、
見えてくるものは多い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


医療はコストが安く、
どこでも誰でも受診でき、
質が良いという3点セットが重要である。

わが国には戦後作られた
国民皆保険制度があり、

コスト、アクセスという点では
世界に誇れるすばらしい制度で、
わが国の医療は
この制度のおかげで
世界一の長寿国を作り上げた。


しかし、
この制度も時代と共に
生活習慣病の増加、
少子高齢化、
医療の高度化、患
者ニーズの変化など

内部矛盾が鬱積し、
さらに医療財源も枯渇して、
早急に抜本的改革が必要になっている。

このような医療危機に対して、
今の政府は
小泉首相が就任当初よく口にした

「三方一両損」という言葉どおり、
患者の自己負担率を上げ、

診療費を切り下げ、
保険料率を上げるという政策を実施した。

その結果、
己負担率が増えたため
受診率が低下し、

病気は潜在化、
また診療費の切り下げは
医療の質を低下させ、

病気を治せない医療が横行し、
いずれも高齢者の

有病率を上昇させ、

寝たきりを増加させることになった。

これは明らかに
医療費を抑制しつづけた
政府の失敗であり、

その結果として
国民がいちばん望んでいる

「元気で長生きして、安らかに死にたい」

ということが夢となり、
寝たきりになって
苦しんで死ななければ
ならない時代になってしまった。

しかし、
このような医療危機に対して
政治家は勿論、

医療界、
財界及び日本全体が
平和ボケしていると言われても仕方がない。

もっと行政改革を進め、
有能で小さな政府を作り、

お金をばらまく無能外交や、
無駄な橋や道路を作らないなど
合理化を進め、

そのお金で
「国民の命と健康」を守るために
医療予算を増やさなければならない。

表のごとく、
先進国の中で日本は、
英国と共に医療費を抑えており、

これでは「国民の命と健康」を
大切にしていないことになる。

s-CIMG3089.jpg


2000年に
英国のブレア首相がこのことに気づき、
「英国は国民の健康を大切にしてこなかった」と反省し、

医療予算の増額を決定したので、
今は日本が先進国の中で最
も医療予算を取らない、
国民の命と健康を粗末にする国になっている。

また医療費を抑制することにより、
医師をはじめ
医療に従事するスタッフの
質の低下が進み、

それでなくても病気を治せないと
言われている
今の医療がますます病気を治せなくなっている。

その結果寝たきりの人が増え、
医療にかかるお金がますます
増えるという悪循環に陥っている。  

逆に、
医療予算をアメリカ並にして、
医師の卒後教育を充実させたり、

一床当たりの看護師数を増やし、
チーム医療を実践し、

人間の体全体を見る
全人的な医療を行えば、

病気も早く治り、

さらに健康指導を徹底することにより、
おのずと健康で老いる人も増え、
少子高齢化社会にも十分対応でき、

「健康に老いて安楽に死ぬ」と

いうことが夢ではなくなる。


先進諸国における医療費支出

国名 医療費支出(%GDP)2002年
アメリカ 14.6
ドイツ 10.9
スイス 11.2
フランス 9.7
カナダ 9.6
ノルウェー 8.7
オーストラリア 9.1
イタリア 8.5
スウェーデン 9.2
日本 7.8
英国 7.7


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投稿者 村山 憲三 : 2006年06月03日 12:20


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